ホーロー記、後日譚 [懐かし]
【7/26の記事 『ホーロー記』(http://kazutcha2.blog.so-net.ne.jp/2010-07-26)より】
小学1年のワタシは学校からの帰り道に、由美かおるさんの看板をじーっと見ているところをどこかのオバサンに見られてしまった。
慌ててその場を逃げ去ったワタシであった・・・。
そんなことがあったのも忘れかけた夏の日の午後のことでした。
その日もひとりで学校から下校していました。
すると、いきなりの夕立ちが
雨の中をずぶ濡れになりながら走って、あの由美かおるさんのホーロー看板のある家のところまで来た時です。
その家の玄関から、「まあ、まあタイヘン!こっちにお入りなさい!」と手招きしている人が。
その声に呼ばれて家の玄関に入ると、その女の人がバスタオルを渡してくれました。
(あっ)
その女の人・・・いつかワタシが由美かおるさんの看板を見ているのを目撃されたあのオバサンでした・・・
女の人はそれを知ってか知らずか、「さあ、さあ、お上がりなさい。」と家に上がるようにすすめてくれました。
言われるままにスゴスゴと家に上がると、畳の敷かれた客間に通されました。
おとなしく正座して座ると、女の人はカルピスとカールを持ってきてくれました。
「雨があがるまでゆっくりしていってね」
女の人はそう言うと、部屋を出て行きました。
(あのひと、ボクのこと覚えてるのカナ?)
音を立てて窓を叩く雨が流れるのを、ぼんやりと見つめながらそんなことをずーっと考えていました・・・。
しばらくすると、窓の外に夏の陽射しが戻ってきました。
「ああ、すっかり晴れたわね」
縁側の先の窓の外で、女の人が洗濯ものを干しながら陽気な声を出しました。
服はまだ濡れていて冷たかったけれど、胸の奥の方がポッと暖かくなったのを覚えています・・・。
オバサンは知っていたと思うわ~♪
by tamanossimo (2010-08-06 08:19)
こんにちは
由美さんあまり変わりませんね♪
by 瓶太郎 (2010-08-06 12:50)
いい思い出ですね。
昔はみんな優しかったし,
心に垣根がなかったように思います。
今なら「知らない人のうちになんて」
って怒られちゃいそうです。
by 秋川滝美 (2010-08-06 14:07)
かずっちゃまのその頃の顔を想像しちゃいます・・
野球帽に半ズボンかな。。。
by ヒトミン (2010-08-06 17:45)
昭和の良い時代でしたね~。(しみじみ・・・)
by 桜貝の想い出 (2010-08-06 19:48)
懐かしい!
私のブログは、ほんのちょっとお休みするかもしれません。充電してネタをゲットしてみようかと…。
by おぉ!次郎 (2010-08-06 19:57)
この看板、昔、近所にありました!
由美かおるさんだったんだ…^^;
知らなかった…。
いいお話ですね♪
今の都会じゃ考えられないです~
by kulu (2010-08-06 23:09)
素敵なお話ですね。
今ではなかなかそういう気さくにあげてもらえませんね。
by まめ (2010-08-06 23:24)
^^にゃはは いろんなこと考えちゃいました。
でも ほのぼの。今じゃちょっと怖いですもんね。
懐かしい時代ですよね。。。いろんな家の子を いろんな地域の大人が 面倒みてくれてた良い時代ですよね。。。 ^^にゃはは
by ゆうのすけ (2010-08-07 05:48)
とても温かいお話ですね(^^)
そんな良き時代に戻りたいな~
by 漂流人 (2010-08-07 10:34)
懐かしいですね~
昔は、このな看板がたくさんありましたよね
映画の看板!?なんかも過激なのもありました
でも、私の時はもっとマセてたので…(笑)
by S_S (2010-08-07 17:17)
ええ話や~(^^)
でも昔はこんな事がたくさんありましたね。
by inacyan (2010-08-08 15:50)
こんばんは☆
このカンバン最近まで実家の前の家の塀に貼ってありましたよん♪
by ヒロ番長 (2010-08-10 20:05)